いなだ歯科/大阪府松原市の歯科医院/一般歯科・小児歯科・矯正・口腔外科

歯科マメ知識

KNOWLEDGE

舌の正しい置き場所、ご存じですか?

今、皆様の舌の先はどこにありますか?

上下の前歯の間ですか?

どこにも触れていませんか?

下の前歯の内側ですか?

日々の生活の中で舌の先がどこにあるかと意識することはないのではないでしょうか?

舌の正しい位置は、スポットに舌の先が触れていて舌全体が上あごにぴったりとくっついた状態です。(歯には接触させません)

舌がスポットに触れていないと舌が下に下がった状態になります。下のイラストは舌が下がっている状態の口腔内です。

舌なんてどこに置いても同じじゃない?と思われるかもしれません。

舌が下がると気道が狭くなり、イビキをかきやすくなります。また、鼻へつながる経路も舌で閉ざされてしまい呼吸を楽にするために口呼吸をする方が多いです。口呼吸は、空気中の細菌やウイルスを直接体内により多く吸い込むことになったり、ノドの奥が乾燥して傷つきやすくなり風邪などをひきやすくなります。また、お口の乾燥により虫歯や歯周病、口臭の原因になります。顔貌も、お口のまわりの筋肉を使わないことにより、ポカンとした印象になります。

 

歯は、唇、頬、舌といった筋肉に囲まれ、それらの筋肉の圧力のバランスのとれた位置で安定するので正しい舌の位置を知っておくことはとても大切です。歯はわずか1.7gの力(ペットボトルのキャップ1つくらいの重さ)でも長く力がかかると動くと言われています。舌の力は500g、頬・唇の力は300gくらいあります。このように舌の力は強くて普段の舌の位置や使い方が歯並びに影響を与えてしまいます

人の顔は生まれてから小学生ぐらいまでの間につくられると言われています。

幼児期の舌の位置は、その後の顎の発育に大きく影響します。上顎の成長のピーク前(5歳くらいまで)に平常時に舌が正しい位置にあると、上顎は舌に押されて大きく発達します。舌が下に下がってしまっている状態だと、上顎の成長は小さくなります。鼻呼吸を行い、正しい舌の位置を保つことによって顎はしっかりと横や前に成長し、歯がきれいに並びます。

5歳の時点で舌を正しい位置に置くことができていないお子さんは、舌のトレーニングによって舌の位置を改善することができれば、顎の成長が促され歯並びが良くなります。(ただし上顎の成長の観点から8歳前後までの時期がリミットと考えています)

舌の正しい置き場所、お口の状態は

1.上下の唇は軽く閉じる

2.舌の先は前歯の後ろの歯茎に当たっている(歯には接触していない)

3.歯は噛み合わせない

4.舌全体を上顎に吸盤のように張り付ける

この4つをしっかり守り、鼻でしっかりと呼吸するようにしましょう。

お子さんの歯並びに不安がある方、口呼吸を改善されたい方は、ご相談ください。

 

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