いなだ歯科/大阪府松原市の歯科医院/一般歯科・小児歯科・矯正・口腔外科

歯科マメ知識

KNOWLEDGE

代用甘味料ならむし歯にならないの?

「代用甘味料」と聞いて何を思い浮かべられますか?

「代用甘味料」とは、砂糖の代わりに使う甘み物質の総称です。糖尿病でも安心して食べられる血糖値に影響を及ぼさない甘味料、低カロリーのダイエット用甘味料、そしてむし歯の原因にならない甘味料などがあります。

健康志向の高まりによって、代用甘味料を使用した商品が次々に登場しています。CMでよく流れている「パルスイート」、「ラカントS」、歯科関連でいうとやはり「キシリトール」あたりを思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか?

さて、本題の「代用甘味料ならむし歯にならないの?」の答えですが、答えは「NO」です。

代用甘味料は大きく分けて、糖質甘味料非糖質甘味料(糖アルコール)の2種に分けられます。

糖質系甘味料は糖質なので砂糖よりやや低めか、同じ程度のカロリーがあり、甘さも同じか、やや低いものが多いです。これに対し非糖質系甘味料は低カロリー、またはカロリーが無いものが多い一方、甘味度は砂糖の約200~800倍と非常に高いです。

<主な代用甘味料>

このうち、糖質からできている糖質甘味料の中には虫歯の原因になるものも多く注意が必要です。

それに対して原料が糖質由来ではない非糖質甘味料は虫歯の原因菌であるミュータンス菌のえさになる糖質を含んでいないため、「虫歯になりにくい甘味料」としてさまざまな食品や飲料に使用されています。

「じゃあ、糖質甘味料はNG?」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、糖質甘味料の中にはCMなどでおなじみのキシリトールやマルチトールなど、虫歯の原因になる酸を作り出さない糖アルコールに分類される甘味料が存在しているため、糖質甘味料でも糖アルコールを含む飲食物であれば虫歯になるリスクは低くなります。

市販されているキシリトール配合商品には、キシリトールがわずかしか入っていないものもあります。キシリトールは原価が高く、コストを抑えるため含有率を下げているものがあるのです。一つの食品の中に、むし歯にならない甘味料の他に、むし歯になる甘味料が入っている物もあるので注意が必要です。キシリトールが入っているからと思って買っても、水飴や砂糖、ブドウ糖が入っていては意味がありません。キシリトール100%配合のものを選びましょう。

    

また、商品を選ぶ際に参考にしていただきたいのが、「特定保健用食品(通称トクホ)」マークの商品です。

消費者庁では保健機能食品(国が定めた安全性や有効性に関する基準などに従って食品の機能が表示されている食品)と呼ばれる食品群を定め、その中で様々な疾患の予防につながる食品を「特定保健用食品(通称トクホ)」として許可しています。「トクホ」には厳しい認定基準があって、国が食品ごとに効果や安全性を審査しています。う蝕予防につながるトクホには、トクホマークとともに「むし歯になりにくい」「歯が再石灰化しやすい環境にする」などの健康表示が表示されているので、参考にしてください。

代用甘味料を上手に活用してむし歯予防しましょう!

いなだ歯科:いつまでも笑顔が保てるように、お口の健康をサポートします